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当社独自の新インターフェース技術I/OSpreader™搭載製品サンプル出荷のお知らせ


スイッチング信号等の伝送ケーブル16本をわずか1本に集約可能
当社は、高速インターフェース、高速画像処理等において革新的なLSIを提供するグローバル・リーダーですが、この度、当社独自の新しいインターフェース技術I/OSpreader™を開発しました。民生機器、産業機器、モバイル機器、車載機器等の内部配線の簡素化と省スペース化、工数を含むコスト削減が可能な技術であり、既に本技術搭載製品THCS131/CS132のサンプル出荷を開始いたしましたので、お知らせします。
今回開発したI/OSpreader技術は、当社の豊富な高速インターフェース技術とノウハウを活用し、他に類を見ない新しい特長を持ったインターフェースを生み出すことができました。 I/OSpreader技術は、パラレル信号をシリアル信号に変換して伝送する技術です。スイッチのON/OFF信号、LEDのON/OFF制御信号、モーター制御信号、スピーカー制御信号などの伝送には、従来、扱う信号毎に個別の機器内部配線により、接続されてきました。I/OSpreader技術は、16本のパラレル信号を1本のシリアル信号のみで伝送することが可能になります。また、デバイスアドレスを指定したデータの送受信を行うことも可能で、最大16個のデバイスまでを同時に取り扱うことが出来ます。
スイッチ、LED、モーターなどを搭載し、内部配線コストに割くスペースを削減することが求められている機器や、信号伝送が必要なヒンジ部・関節部を持つ機器などにおいて、電子基板間伝送での広範な使用が期待されます。例えば、自動券売機、銀行等の現金自動引出機(ATM)、販売時点管理システム(POS)端末、複合機、多機能電話機、産業用工作機器、ポンプ、ロボット、内視鏡、アミューズメント機器、スピーカー、家庭用電気製品などでの活用が期待され、中国を含めたアジアのお客様からの引合いも頂いています。
当社は、今回開発したI/OSpreader技術を搭載した新製品THCS131/132のサンプル出荷を通じて、さらにお客様市場のニーズに応える製品開発をしていく方針です。
THCS131/132の特長
- 内部クロックでレジスタにパラレルデータを取り込むため、外部クロックが不要
- 50kHz (片方向通信時)または30kHz(双方向通信時)のサンプリング周波数
- 8ビット対応のTHCS131 (DIP-20パッケージ)をラインアップ
※「I/OSpreader」はザインエレクトロニクス株式会社の商標です。
ザインエレクトロニクス株式会社の製品は日本国内ではシリコンテクノロジー株式会社が取り扱っております。
詳細はサプライヤー紹介ページをご参照下さい。