社員インタビュー

A・S 開発部 部長代理

2014年度入社

なぜこの会社に入ったのか?

今までの経験を活かして、さらにやりがいを感じることが出来る業務に携われると思ったからです。入社当時、シリコンテクノロジーには開発部門は無く設計者は一人もいませんでした。

そんな環境ですので唯一の設計者となり責任は重くプレッシャーもかかるとは思いましたが、その分大きなやりがいを感じられる仕事が出来るとも思いました。

商社ですので開発案件はコンシューマ、アミューズメント、インダストリアルなど多種にわたります。入社前も開発の仕事に携わっていて、FA設備、コンシューマ、アミューズメント機器の設計を経験してきていたので多種にわたる開発案件にも対応でき、 経験を活かせると思いました。

また、財力がある会社といったイメージがあったのも理由のひとつです。

開発にはある程度お金がかかります。開発がスタートしてから製品の売り上げが上がるまでには時間がかかります。案件にもよりますが社内にお金が無いと思うように開発を進めることが出来ないこともあるので会社の財力は重要でした。

 

この会社で何をしているのか?

開発案件の機構設計が主な業務ですが、客先との仕様打合せから量産立上げまで、開発の全ての業務に携わっています。

現状の案件は全てお客様が要望する製品の開発になります。

客先との仕様打合せに営業担当と一緒に参加し、仕様が決まった後は3DCADを使用して設計データの作成を行います。

その後、試作部材の手配、組立て確認、信頼性試験、検証結果のフィードバック、量産データの作成、金型打合せ、量産部材の手配、量産試作の組立て確認、妥当性確認、量産ライン確認といった量産までの全ての工程に携わります。

当社はファブレスなので、部品加工・量産組立ては日本・中国・台湾などの協力工場で対応して頂いています。

ここ数年はコロナの影響で海外に行けない状況ですが、量産の立ち上げ時に現地へ行ってラインの確認、量産品の品質確認なども行います。

案件によっては設計から協力工場にお願いすることもあり、その場合は設計段階で現地へ行くかWeb会議で仕様・データのやり取りを進めます。

量産品においても不具合が起きた場合は原因究明や対策案の検討を行い恒久対策を決めることもあります。

 

当社でのやりがいとして感じていることは何か?

当社の売上げに対する開発案件の占める割合が増えてきていて、その仕事に関われていることにやりがいを感じます。

もちろん自分が設計にかかわった製品が形になって市場に出回ることにはモノ作りに対するやりがいは感じますが、その成果が会社に貢献することで仕事としてのやりがいを感じることが 出来ます。

開発案件には時間や労力がかかるため決まった人員で対応できる案件数は限られてきますが、協力工場の開拓・育成、開発の効率化、品質向上による不具合品の削減を進め、さらに売上げ・ 利益を伸ばしていければと思います。設計品質が製品の品質に大きな影響を与えます。

それが利益にも影響を及ぼします。設計の重要性を意識しながら設計業務に注力していきたい ですね。

 

今後やっていきたいことは何か?

自社製品の開発ですね。今はお客様の仕様に合わせてモノ作りをしています。仕様に対して意見・提案をすることはありますがあくまでも決定するのはお客様です。

開発グループも少人数ではありますがメカ・エレキの設計メンバーが揃っているのである程度何でも作れます。

メーカーになるにはかなりハードルは高いですが、せっかくなので社内で作りたいものを募って決めて、詳細仕様をみんなで決めて自社製品を作りたいですね。ただ、売れなければ大きな損害に なるので簡単には出来ないと思いますが、いつかは出来るように販売ルートの開拓や新製品の検討などを少しづつでも進めたいと思います。

 

新卒で検討している方へのメッセージ

開発においてはモノ作りの全てに携われるので、大変な部分もありますが確実にやりがいはあります。 良くも悪くも自分の成果が会社に影響を与えます。

そこにやりがいを感じることが出来る方は楽しく仕事が出来ると思います。

設計のノウハウを一から伝授したいと思いますが、早いうちに責任ある実務を経験しながら成長 して欲しいと考えています。

比較的自由な社風で伸び伸びと仕事が出来ますし、相談もしやすい環境ですので安心して入社 して下さい。